デッドのCornell 5/8/77が公式発売 | サイケデリック漂流記

デッドのCornell 5/8/77が公式発売

Cornell 5/8/77
Grateful Dead
Cornell 5/8/77 (アナログLPはこちら

公演からちょうど40周年となるこの5月に、Grateful Deadが1977年5月初旬に行った4つのショーを完全収録したCD11枚組ボックスセット、 "MAY 1977: GET SHOWN THE LIGHT"がリリースされますが、そのなかでも名演中の名演として語り継がれる、5/8/77 Barton Hall, Cornell Universityが、独立してCD3枚組およびLP5枚組でRhinoから5月5日に発売されます。

NYのコーネル大学の室内競技場で開催されたこの5月8日の公演は、デッドヘッズによる「マイフェイバリットショー」投票でトップランキングの常連となっている伝説のステージ。演奏、楽器の音色、インスピレーション、ファーアウトなインプロと、どれもが素晴らしい。まるでバンドと観客が霊的につながっていて、何も語らずに淡々と進行していく、というような印象なのですが、静かな中にも神がかり的な瞬間が何度もあって、ゾクゾクと鳥肌が立ちます。これはデッドでしかなしえないサイケデリックの境地といえるかもしれません。

Disc 1
1. New Minglewood Blues
2. Loser
3. El Paso
4. They Love Each Other
5. Jack Straw
6. Deal
7. Lazy Lightning >
8. Supplication
9. Brown-Eyed Women
10. Mama Tried
11. Row Jimmy

Disc 2
1. Dancing In The Street
2. Scarlet Begonias >
3. Fire On The Mountain
4. Estimated Prophet

Disc 3
1. St. Stephen >
2. Not Fade Away >
3. St. Stephen >
4. Morning Dew
5. One More Saturday Night





ところで、話は変わりますが、いま話題のVR(バーチャルリアリティ)。先日、海外のバンドのライブ演奏をVRヘッドセットで体験する機会があったのですが、想像していた以上にリアルで驚きました。ほんとに現実にコンサート会場の客席にいるのと変わらない感覚。上を向くとホールの天井があり、後ろを振り向くとステージを見ている観客がいて、となりを見ればスマホでバンドを撮影したりコーラを飲んでいる人に触れそうな感じ。これはいままでの3Dとは文字通り次元が違うなと思いました。SF少年だった私がかつて読んでいたP.K.ディックの小説に登場するような、擬似現実の世界が「リアル」になってきたのです。

初代ファミコンの時代から、新しいゲーム機が登場するたびにヘッドセットを利用する3Dゲームが発売されたり、テレビや映画でもずっと3Dのソフトが作られてきましたが、これまでついに主流になることはありませんでした。でも、これからは、ゲームや音楽ライブやお笑いや演劇、野球やサッカーなどのスポーツ観戦から、世界遺産や観光地や宇宙空間への擬似訪問、ビジネスや教育からセクシャル方面、擬似サイケデリックトリップ?まで、ありとあらゆるジャンルでVRがパソコンやスマホと同じようなポピュラーな存在になるような予感がします。千円前後の簡易ゴーグル+スマホ+無料アプリ(またはYouTubeの対応動画)でも、けっこう楽しめるので一度お試しを。

Habor 3D VRカードボード ゴーグル 3D体験組み立て式メガネ タッチボタン付き 3.5~5.5インチのiPhone/Androidスマホに対応 ベルト付き
Habor
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